ジブリアニメで有名な耳をすませばが、実写映画となって2022年10月14日に公開されることがわかりました。
耳をすませばは、バイオリン職人を目指す天沢聖司と、小説家を夢みる月島雫との恋模様だけではなく、将来の夢に対する葛藤なども描かれた大人気作ですよね。
今回実写映画ではオリジナルストーリーとして10年後の二人の物語が描かれているとのことで話題になっていますが、それと同時に、聖司の夢がバイオリン職人からチェロ奏者に変わったとことも疑問の声がたくさん挙がっています。
▼こちらが公開された映画耳をすませば特報動画です。▼
はっきりと、「チェロ奏者になるのが夢なんだ」と言っていますね。
聖司の夢をチェロ奏者に変えた監督/脚本家が誰なのかも気になりますよね。
そこで今回は、
●なぜ聖司の夢がバイオリン職人からチェロ奏者になったのか
●原作とアニメの違い
●アニメ版で聖司役の声優を務めた高橋一生が実写の聖司に選ばれなかった理由
●実写耳をすませばの監督は誰なのか、今までの作品について
これらを詳しくご紹介していきたいと思います!
監督脚本は、平川雄一朗監督です。
本文で今までの作品もご紹介しますね。
目次
なぜチェロ奏者に変更された?松坂桃李はバイオリンが弾ける!
実写映画版『耳をすませば』の公開⽇が10⽉14⽇に決定!原作の実写化に加え、雫と聖司の10年後も描写 https://t.co/X4bm4EUlWw pic.twitter.com/o3gk3JL56Q
— IGN Japan (@IGNJapan) April 12, 2022
実写版では聖司の夢がバイオリン職人からチェロ奏者に変わってしまいました。
聖司役を演じる、松坂桃李がバイオリンを弾けないから?と思って調べてみたところ、
弾けないより、むしろ弾ける!!
ことがわかりました。
初回『マエストロ!』
— WOWOW映画 (@wowow_movie) December 31, 2015
1/1(金・祝)よる9:00
さそうあきらのコミック「マエストロ」を実写映画化。
松坂桃李、西田敏行、miwa ほか
⇒https://t.co/6O3nndq5hL #wowow #映画 pic.twitter.com/NMwquaGS5F
聖司役を演じる松坂桃李は、2014年に公開された「マエストロ!」でバイオリンを弾くために1年間猛特訓した経験があります。
マエストロ!の完成披露試写会でのインタビューで「耳をすませば」の聖司の名前が出ていました。
オーケストラでバイオリンを担当する役どころのため、撮影の約1年前から猛特訓したという松坂は、「(役が決まった当時)最初はバイオリンの難しさも全くわからない状態だったので、『耳をすませば』の聖司さんみたいにかっこいいなくらいにしか捉えきれていない自分がいまして。それから練習が始まって段々口数が減っていって、地獄の日々を過ごしました」と当時を振り返った。
https://www.cinematoday.jp/news/N0068619
地獄の1年間の猛特訓で、バイオリンが弾ける松坂桃李さんを聖司役に起用したのに、聖司の夢がバイオリン職人からチェロ奏者に変わってしまったのは、なぜなのか考察してみました。
考察した結果、1番考えられるのは、
原作とアニメ、実写映画はそれぞれ別物と考える
なのかなと思います。
そもそも原作とジブリアニメでは設定が色々と違っているのです。
原作とアニメの違いをご紹介しますね。
耳をすませば原作とアニメの違い!原作での夢は画家!
「耳をすませば」はジブリアニメが有名ですが、原作があります。
柊あおいの漫画作品で、1989年(8月号から11号)にりぼんで連載されました。
その時の聖司の夢は画家だったのです!
聖司の夢と言えば、バイオリン職人だと思っている人が多いのではないでしょうか。
他にも原作とアニメの違いがあったのか調べてみました。
原作 | アニメ | |
年齢 | 中学1年 | 中学3年 |
雫の姉 | 高校生 聖司の兄と同級生 おっとりした可愛らしい雰囲気 | 大学生 しっかり者 行動力がある 現実的な発言で雫と喧嘩する |
聖司の兄 | 天沢航司(こうじ) 高校1年生 ニコニコして優しそう 写真を撮るのが趣味 変わり者 | 登場しない |
聖司の夢 | 画家 | バイオリン職人 |
ストーリー | 王道少女漫画の青春物語 | 夢を追うリアルな悩み |
猫 | 黒猫のムーン | 太っちょ猫 |
曲 | でてこない | カントリーロード |
恋の結末 | 両想いになってハッピーエンド | プロポーズして将来の約束をした |
結構変わっていますね。
特に聖司の夢が画家とバイオリン職人じゃ全然違います。
ジブリの世界観を出すには、画家より音楽が入るバイオリン職人の方がよかったのかもしれませんが。
なので今回の実写映画で聖司の夢がバイオリン職人からチェロ奏者に変わっているのは、そもそもアニメとは別の物語だと考えた方がよさそうです。
▼原作、耳をすませばはこちらで購入できます▼
※文庫版です※
聖司役が声優を務めた高橋一生ではないのはなぜか
アニメ版聖司の声優を務めたのが、声変わり前の高橋一生であるのは有名な話ですよね。
なので実写映画が発表されたときは、高橋一生が聖司役をやってほしいとの声がたくさんありました。
なので聖司役は松坂桃李と発表されると、
耳をすませばの十年後は、高橋一生だろが‼️
— よよ (@yoyonouzu) April 14, 2022
実写版『耳をすませば』、高橋一生じゃないのか…そりゃファンはがっかりだわな。
— オレクロ (@OraCroi) April 14, 2022
ファンはがっかりした様子です。
松坂桃李もイメージは聖司とあっているのでキャスティングは悪くないと思いますが、アニメ版で聖司役の声を務めた高橋一生が演じてほしかったファンの気持ちは大いにわかりますね。
では、なぜ高橋一生ではなく、松坂桃李だったのでしょうか。
考えられる要素に、年齢があります。
●アニメ版・聖司の年齢は、中学3年生で15歳→10年後は25歳
●松坂桃李は1988年生まれの33歳
●高橋一生は1980年生まれの41歳
25歳の聖司を演じるのに、41歳だと少し厳しいですよね。
もう一つ考えられるのが、「アニメ版と別の物語と考えているから」です。
聖司の夢がバイオリンからチェロ奏者に変わったことなど、アニメと実写映画では別物語になっています。
そこで聖司役だけアニメ版と一緒の高橋一生が演じてしまったら、尚更夢はバイオリン職人ではないとおかしい!となってしまいます。
ファンとしては高橋一生で見たいですが、そもそもアニメ版と実写映画は別物と考えた方がよさそうなので、高橋一生ではなく、松坂桃李が演じることになって良かったのではないでしょうか。
実写映画耳をすませばの監督、脚本は誰?作品を紹介!
実写映画、耳をすませばの監督・脚本は、平川雄一朗です。
他にどの作品を手掛けたのかご紹介します。
★テレビドラマ/演出・監督★
2003年 | Stand Up!! |
2004年 | 世界の中心で愛を叫ぶ |
2005年 | 愛くるしい |
2006年 | 白夜行 |
2006年 | セーラー服と機関銃 |
2008年 | 佐々木夫婦に仁義なき戦い |
2008年 | ROOKIES |
2009年 | 結党!老人党 |
2009年 | MR.BRAIN |
2009年 2011年 | JIN-仁- |
2010年 | Sweet9Flowords ~美しい9の花言葉~ |
2013年 | とんび |
2013年 | クロコーチ |
2015年 | 天皇の料理番 |
2016年 | 私を離さないで |
2016年 | 仰げば尊し |
2017年 | A LIFEk~愛しき人~ |
2018年 | 都庁爆破! |
2018年 2020年 | 義母と娘のブルース |
2019年 | 集団左遷! |
2021年 | 天国と地獄 ~サイコな2人~ |
2021年 | 24時間テレビ44ドラマスペシャル 生徒が人生をやり直せる学校 |
★映画★
2007年 | そのときは彼によろしく |
2008年 | 陰日向に咲く |
2009年 | ROOKIES~卒業~ |
2010年 | ラブコメ |
2012年 | ツナグ |
2014年 | 想いのこし |
2016年 | 僕だけがいない街 |
2018年 | 春待つ僕ら |
2020年 | 記憶屋 あなたを忘れない |
2020年 | 約束のネバーランド |
世界の中心で愛を叫ぶ、白夜行、ROOKIES、JIN-仁-、天国の料理番、義母と娘のブルース、天国と地獄、約束のネバーランドなど数々の人気作を生み出しています。
耳をすませばも期待ができますね。
映画を観れば、平川雄一朗監督がなぜ聖司の夢をチェロ奏者に変えたのかがわかるかもしれないですね!
そして、実写版で天沢聖司を演じる松坂桃李と月島雫を演じる清野菜名は有名ですが、中学生の聖司と雫も重要な役割なので誰が演じるのか気になりますよね。
天沢聖司の中学生役を中川翼が、月島雫の中学生役を安原琉那が演じます。
お二人とも子役として活躍されていますが、ご存じない方も多いのではないでしょうか。
そこで中川翼と安原琉那の出演作品や気になる演技力について別の記事にまとめたのでご覧ください。
天沢聖司中学生役の中川翼の出演作品や演技力はこちらから
↓
月島雫中学生役の安原琉那の出演作品や演技力はこちらから
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まとめ
聖司の夢は原作では画家だったのが、アニメではバイオリン職人に変わっています。
映画版で夢がチェロ奏者に変わってしまったのは、アニメ版と実写映画は別物と考えて作られたからだと思います。
同じようにアニメで聖司の声優を務めた高橋一生が起用されなかったのも、アニメ版とは別物語として作られたからだと思います。
また、高橋一生の年齢が41歳で10年後の聖司(25歳ぐらい)を演じるのが年齢的に厳しかったからだと考えられます。
アニメを実写化すると批判はつきものですが、ジブリアニメ「耳をすませば」ではなく、一つの物語として映画「耳をすませば」を楽しめばいいのではないかと思います。
監督も、世界の中心で愛を叫ぶやJIN-仁-、約束のネバーランドなど数々のヒット作品を生み出した平川雄一朗監督がメガホンをとり、期待できます!
実写映画「耳をすませば」は、2022年10月14日公開予定です!
公開が待ち遠しいですね!
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