場面緘黙症の習い事は何が良いのか、注意点や習い事を決めるポイントはあるのか紹介していきます。
私の息子(7歳)は年長の秋に場面緘黙症の診断を受けています。
小さい時から不安感が強く話せない子でした。
実は私も小学5年生まで話せず、息子の診断を受けた時に自分もそうだったのかと知りました。
お子さんが場面緘黙症と診断を受けたり、疑いがある場合、習い事はできるのか心配になりますよね。
最近の習い事は優しい教室が多いため場面緘黙症の息子でも習い事ができているので、おすすめの習い事や、決める時の注意点などを紹介していきます。
※あくまで個人的な感想です。場面緘黙症も症状に個人差があるため全てのお子さんに当てはまるわけではありません。
目次
場面緘黙症の習い事は何が良い?
場面緘黙症のお子さんは、人前で話すことやコミュニケーションを取ることが難しく、特に初めて行く場所には不安を抱くことが多いので、習い事はできるのか悩みますよね。
結論から言うと、現在7歳の場面緘黙症である息子は、年中の終わりから習い事をしているので、場面緘黙症でも習い事はできると思います。
私は、幼稚園と違う環境にも行かせたい、できることが増えれば自信がつくのではないかと思い、習い事を決めました。
私の息子が現在している習い事は
①ピアノ
②体操
③スイミング
④運動系(身体の使い方を学ぶような)
です。
その中でも初めての習い事におすすめしたいのが、ピアノです!
場面緘黙症習い事おすすめ①:ピアノ
ピアノがおすすめな理由は、親も一緒に入ることができるからです。
習い事をさせたいと思った時に、少しでも不安感を減らすには親も一緒に入ることができる方が良いのでは?と思ったからです。
また、先生と子供だけのワンツーマンレッスンなので、他の生徒達がいない所も決め手となっています。
結果的に、先生と話せるようになるまでは1年近くかかりましたが、小学校に入ってからは親が入らなくても一人で教室に入れるようになりましたよ(^^♪
ただし、ピアノ教室を決める時は口コミなどを調べて、体験も利用しながら、先生が喋れなくても受け入れてくれるところ、本人の意思を確認することが重要です。
場面緘黙症習い事おすすめ②スイミング
場面緘黙症のおすすめ習い事2つ目は、スイミングです。
親は一緒に入れませんが、喋る必要がないのと、個人競技なので他の子と一緒に協力してやるわけでもありません。
また、教室によっては親が上から見れるようになっている所が多いので、お子さんもお母さんの顔が見えれば安心ですよね。
スイミングは多くの親が習わせたい習い事の上位にいますが、場面緘黙症の子でも習うことは可能ですよ。
ただし、プールに慣れていないと不安感も高まるのでまずは家族で市民プールなどに行くことをおすすめします。
実際に習っていませんが、場面緘黙症のお子さんに良さげな習い事を紹介しますね。
場面緘黙症習い事おすすめ③:習字や絵画
場面緘黙症のお子さんにおすすめな習い事2つ目は、習字や絵画です。
こちらは親は一緒に入ることができないかもしれませんが、特に喋る必要はなく黙々とやっていく作業になるので場面緘黙症の子にも向いている習い事だと思います。
未就学児の場合は、習字ではなく、えんぴつの書き方から始められる教室もありますよ。
場面緘黙症の習い事注意点と決めるポイント
場面緘黙症でも習い事ができるとは言いましたが、お子さんによって症状は異なります。
また、いきなり一気に習わせるのではなくお子さんのペースに合わせて始めることが大事です。
参考までに私の息子は、
年中の3月⇒ピアノ
年中の8月⇒体操
小学1年生10月⇒スイミング
小学2年生4月⇒運動系
という流れで習い事を始めました。
体操を始めた理由は、その頃に喋れないことを療育センターに相談しに行った時に、「幼稚園とは違う環境を作ってみるのも良い」と言われたからです。
まだ場面緘黙症と診断される前だったのもあって、最初の1ヶ月は私と離れることに大泣きしましたが、離れてからはすぐに泣き止むとのことだったので、通い続けた所、今では平気になりました。
ただ、体操は自分がやっている時に他の生徒からも見られているのが感じやすいため、不安感が出る子もいるかもしれません。
スイミングは小学生に入ってから通いだしました。
こちらは妹と一緒に通いだしたので、一人になる不安感が和らいだのか泣くことはありませんでした。
兄弟がいる場合は、一緒に通わせてみるのもいいかもしれませんね。
そして、2023年4月から、身体の使い方を教えてもらう運動系の習い事を始めました。
ちょっと習い事が多いかなと感じますが、自分でもできるという自信を付けて欲しいということから通わせています。
ただし、習い事を決める条件として、
・講師の方が場面緘黙症に理解があり、話せないことについて色々と言わない
・優しい教室
・まずは体験会を利用して教室の雰囲気と本人の意思を確認
ということが大前提にあります。
最近の習い事は昔と違って優しい先生、優しい教室が多いので、まずは体験会を利用してみると良いですよ。
もちろん、場面緘黙症にも個人差がありますので、必ずしも全員が習い事ができるとは限りませんが、習う教室とタイミングが合えば意外といけるのではと思います。
まとめ
お子さんが場面緘黙症だと習い事はできないのでは?と不安になりますが、今は優しい教室が多いので、周りから口コミ評判を聞いたり、まずは体験会を利用してみることをおすすめします。
特にピアノ教室は、慣れない内は親も一緒に入れることと完全な個人レッスンになるので、最初の習い事にはぴったりだと思います。
私の息子も、唯一ピアノ教室だけ先生とお話ができるようになりました。
本人も親も最初は勇気がいりますが、慣れてきたら本人の自信にも繋がるので良かったら試してみてくださいね。
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